2014年7月4日金曜日

右手にはコーヒー、左手にはスマホ

今日は、コーヒーについて書いてみたいと思います。

といっても、カナダのコーヒー事情については専門的に書くのは、ガイドブックや専門家にお願いするとして、私の生活範囲の中で見たことや感じた範囲で書いていこうと思います。

トロントの街中には、実に多くのコーヒー・ショップがあります。私はコーヒーがとても好きなので、手近にコーヒーが飲めるいう点でもトロントは生活していて楽しいです。

でも、その店舗の多さは本当にびっくりするほどで、一ブロックも歩けばTim Hortons かスターバックス・コーヒーかSecond Cupのいずれかがあると言っても過言ではありません。その多さを説明すると、例えば、交差点で向かい同士でスタバがあったり、自分がいるTim Hortons から別のTim Hortonsが見えたりといった具合です。ですから、違う店舗であるスタバとTim が道の同じ側に一軒はさんで隣りということも普通にあります。

カナダ生まれのコーヒー・ショップは大手チェーンでは、Tim Hortons とSecond Cup、そして、Van Houtte があります。Air Canadaの機内で出されるコーヒーもSecond Cup だったと記憶しています。

そして、街ゆく人の手にも、いずれかのコーヒー屋さんのコーヒーを持っており、通勤や移動中にもコーヒーを手にしています。右手にはコーヒー、左手にはスマホ、といった感じでしょうか。

やはり、どこのコーヒーが美味しいとか好みがあるようで、夫のラボの仲間の間ではSecond Cup だそうです。そして、私も先に挙げた大手チェーンの中では同意見です。日本にいた頃は、いわゆるコーヒー・チェーン店としては、スタバが美味しいと思っていましたし、世の中的にもスタバ・ブランドが確立されていた(今もそうだと思いますが)と思うのですが、残念ながら、こちらではそこまでブランド性は高くなく、また味も特別な感じはあまりしないように思います。ですから、ちょっと本題とは逸れますが、同じ商品であっても、ブランディングの仕方によって商品価値やブランド性は全く変わるんだなぁと興味深く思いました。

余談ですが、時事的話題としては、オーストラリアからスタバが撤退というニュースを最近見ました。オーストラリアはイタリアからの移民が多く、昔からいわゆる本場のコーヒーが手軽に飲めるコーヒー文化の高い国ですから、チェーン店は国民から飽きられてしまったのでしょうか。興味深いところです。


トロントのコーヒーに話を戻しますが、このように手軽にコーヒーを買えるという点では、自宅でコーヒーを淹れている人がどの程度いるか分かりませんが、コーヒーの淹れ方についても特徴があるように思います。
というのは、コーヒーメーカーは大型日用品店でもデパートでも売られていますが、食料品を扱うスーパーではカートリッジ式のコーヒーの方が多くの売り場を占めているように見えます。おそらく、粉でドリップ式のコーヒーメーカーで淹れるよりも、カートリッジ式のコーヒーメーカーで淹れる方がメジャーなのではないか、というのが仮説です。カートリッジ式は、コーヒーだけでなく色々な飲み物が飲めるからというのも理由かも知れません。

また、ドリップ式のコーヒーメーカーではペーパーフィルターを使いますが、日本で一般的な台形のもの、こちらではコーン(cone)と言うのですが、があまりないのです。多くがバスケット型なのです。
バスケット型のペーパーフィルター。
今では、写真のようなコーヒーメーカーを使っていますが、こちらに来たばかりの頃は日本から持ってきた台形のドリッパーでハンドドリップでコーヒーを淹れていましたが、コーン型のフィルターがあまり売られていないので、コーヒーメーカーで淹れています。
12杯淹れられる$15のコーヒーメーカー。
バスケット型のフィルターはこんな感じで使います。
ちなみに、Tim Hortonsではバスケット式のフィルターを使うコーヒーメーカーでした。

そこで、更なる仮説なのですが、コーン型のフィルターがあまり売られていないということから、ハンド・ドリップでコーヒーを淹れる人は少ないのではということです。

まとめると、私の見た範囲内では、コーヒーの淹れ方の割合は、
① コーヒーショップで購入 > 自宅で淹れる
② 自宅で淹れるの内訳:
   カートリッジ式コーヒーメーカー > バスケット型コーヒーメーカー > ハンド・ドリップ

私の考察、いかがでしょうか?


右手にはコーヒー、左手にはスマホというぐらいコーヒー・チェーン店があふれているトロントですが、コーヒーが好きなので、こだわっているコーヒー・ショップを探して飲むのも好きです。
そこで、見つけたのがBalzac's Coffee。コーヒー好きのフランスを代表する作家にちなんで店名をつけたというコーヒー店です。6店舗ほど展開していますが、先日行ったのは、セントローレンスマーケットという市場の向かいにあるお店です。
黒を基調としたシックな造りのお店。
店内でもコーヒーを飲みましたが、自宅用にコーヒーの粉を買いました。その場で挽いてくれるので鮮度が高いです。今回は初めてだったので、店名にもなっているバルザック・ブレンドを買いました。
粉は、1週間程度で飲み切る量だけを密閉瓶に入れ(写真右)、残りは密封できるビニル袋に入れて冷凍庫で保存しています(写真左)。そして、コーヒーを淹れるときはあらかじめ粉を冷蔵庫から出し、室温に戻してから使うようにしています。これは、偶然のきっかけで、NHKの朝の番組でコーヒー特集をした際、美味しいハンド・ドリップの淹れ方を教わるコーナーでプロの方に教わる人に選ばれ、直接教えていただきました。2012年の秋のことでした。
ハンド・ドリップでのコーヒーの淹れ方を習った身としては、一人分のコーヒーを淹れるときは、習ったことを思い出しながら丁寧にコーヒーを淹れて、贅沢な時間をも味わうようにしています。



本日もありがとうございました。コメント、感想など大歓迎です。

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